
治療院向けMEO対策|最新トレンドと基礎7選
「Googleマップで上位に表示されたい」
「もっと新規患者さんに来てほしい」
そう思っている先生は多いのではないでしょうか。
Googleマップ経由で治療院を探す患者さんが増えた今、MEO対策は集客に欠かせない施策の一つです。
実は今、治療院業界のMEO対策が大きく変わってきています。
これまで「口コミの数を増やせば集客できる」と言われてきましたが、2025年以降はそれだけでは効果が薄れてきているのが現状です。
この記事では、まず押さえるべき「MEOの基礎」から、2025年以降の「最新トレンド」まで、治療院の先生が今日から実践できる内容をわかりやすく解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次[非表示]
- 1.1.まず押さえるべきMEOの基礎
- 2.2.【基礎】治療院がやるべきMEO対策7つ
- 2.1.① 口コミの最適化
- 2.2.② 基本情報(NAP・営業時間・カテゴリ)の統一
- 2.3.③ サイテーションの強化(外部媒体の“治療院存在証明”)
- 2.4.④写真の質を上げる(魅せる治療院へ)
- 2.5.⑤ SNS・外部媒体との連携(見られる時代へ)
- 2.6.⑥ 投稿の最適化(検索キーワードを入れる)
- 2.7.⑦ サービス・施術メニューの最適化(検索に拾われる設計)
- 3.3.最新MEO対策:2025年以降は“量より熱量”へ
- 3.1.①治療院業界の変化
- 3.2.②対策は一つ、口コミ数より“熱量”の時代へ
- 4.熱量の高い口コミを集めるためには?今日からできる改善ロードマップ
1.まず押さえるべきMEOの基礎
①MEOが治療院集客に欠かせない理由
MEOとは「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)」の略で、Googleマップ検索で上位表示されるための対策のことです。
例えば、患者さんの多くは「地域名+症状名」で検索します。
- 「渋谷 腰痛」
- 「新宿 肩こり 整体」
- 「梅田 産後骨盤矯正」
といった検索です。
このとき、検索結果の上部に表示されるのがGoogleマップの検索結果です。
今の集客動線は、
検索 → Googleマップで比較 → ホームページを確認 → 来院
という順番が主流になっています。
そのため、Googleマップの検索結果で上位に表示されるかどうかが、
そのまま新規患者数の差になります。
②マップ検索で上位表示される仕組み
Googleマップで上位表示されるには、主に以下の3つの要素が重要です。
要素 | 内容 |
① 距離 | 検索した人の現在地から治療院までの距離 |
② 関連性 | 検索キーワードとGoogleビジネスプロフィール(GBP)の情報がどれだけ一致しているか |
③ 視認性の高さ(知名度) | 口コミ・情報量・更新状況 |
距離は変えることは難しいですが、
関連性と視認性の高さは対策次第で大きく変わります。
次章では、この関連性と視認性の高さを強化する“基礎7つ”を紹介します。
2.【基礎】治療院がやるべきMEO対策7つ
ここからは、すべての治療院が押さえておくべき基本の対策を7つご紹介します。
① 口コミの最適化
口コミはMEO対策の中でも特に重要な要素です。
ただし、ただ数を集めればいいわけではありません。
▼押さえるべきポイント
- 返信スピードを意識する
- 内容の濃い(長め)の口コミを集める
- BA(ビフォーアフター)がわかる内容
- 写真・動画付きの口コミ
質の高い口コミが積み重なることで、患者さんからの信頼度が高まり、自然と集客につながります。
② 基本情報(NAP・営業時間・カテゴリ)の統一
Googleは、Web全体で情報が一致していることを重視します。
- 名前(Name)
- 住所(Address)
- 電話番号(Phone)
これらは「NAP」と呼ばれ、Googleビジネスプロフィール、ホームページ、SNS、ポータルサイトなど、すべての媒体で同一表記が理想です。
例えば、「1-2-3」と「1丁目2番3号」のような表記ゆれはNG。
また、祝日や長期休みなど、営業時間が変わるときは必ず更新すること、
メインカテゴリとサブカテゴリをしっかり設定することが大切です。
③ サイテーションの強化(外部媒体の“治療院存在証明”)
サイテーションとは「言及」のこと。
他のサイトやSNSで治療院が紹介されることを指します。
▼具体的には:
- SNSで紹介される
- 他の治療院のブログで推薦される
- 地域情報サイトに掲載される
- 書籍や雑誌で取り上げられる など
YouTubeで登録者数が多い治療院や、Instagramでフォロワー数の多い先生、同業者から推薦文をもらっている先生は、サイテーションが強く上位表示されやすい傾向があります。
④写真の質を上げる(魅せる治療院へ)
以前は「写真の数」が重要でしたが、今は「写真の質」が重視されています。
患者さんが「ここに行きたい!」と思えるクオリティの高い写真を掲載しましょう。
- 外観
- 受付
- 待合室
- 施術スペース
- 設備や器具 など
スマホで撮影する場合も、明るさや角度に気を配るだけで印象が大きく変わります。
⑤ SNS・外部媒体との連携(見られる時代へ)
Googleビジネスプロフィールでは、SNSアカウントへのリンクを設置できるようになりました。
- Instagram
- Facebook
- X(旧Twitter) など
これらのアカウントがあれば、必ず登録しておきましょう。SNSでの発信は、患者さんに治療院のリアルな雰囲気を伝える重要なツールです。
今の時代、患者さんは「リアルを知りたい」と思ったらSNSをチェックします。信頼できる情報源として、SNSの重要性は年々高まっています。
⑥ 投稿の最適化(検索キーワードを入れる)
Googleビジネスプロフィールの投稿は、ただ更新すれば良いわけではありません。
検索されやすいワードを含む形で作ることで、投稿がそのまま検索上位の入り口になります。
▼投稿内容のポイント
- テキスト×オリジナルの写真をセットで投稿
- 症状名(腰痛、肩こり、坐骨神経痛など)を文章に入れる
- 「座っていると腰が痛くなる」といった状態を表すワードを入れる
- アクションボタンを必ず設置する
週1〜3回程度を目安に、定期的に投稿しましょう。
なお、治療院の場合、投稿を見ていきなり電話する人は少なく、まずホームページで情報を確認したい方が多いです。
そのため、「今すぐ電話」よりも「ホームページを見る」「ネット予約する」ボタンの方が反応が良い傾向があります。
⑦ サービス・施術メニューの最適化(検索に拾われる設計)
Googleビジネスプロフィールには「サービス」「商品」を登録できる項目があります。
ここに施術メニューや料金を正しく登録することで、検索結果に表示されやすくなります。
- 施術名と料金
- 所要時間
- 簡単な説明文
患者さんが検索しそうなキーワードを意識して登録しましょう。
3.最新MEO対策:2025年以降は“量より熱量”へ
ここ数年で、治療院業界のMEOを取り巻く状況が大きく変わってきています。
①治療院業界の変化
以前は口コミが100件、200件あれば上位表示されやすかったのですが、今では口コミ数が多いのが当たり前になってきました。
どの治療院も口コミが多いため、患者さんにとって「どこを選べばいいかわからない」状態になっています。
また
口コミが多すぎる → 「本当に信頼できるの?」
と疑われるケースも出てきています。
このような背景から、リアルな情報を知りたいと思ったら、GoogleよりもSNSをチェックする患者さんが増えています。
時代の流れに合わせて、信頼できる媒体が変わってきているというわけです。
②対策は一つ、口コミ数より“熱量”の時代へ
これからのMEO対策は、口コミの「数」よりも「熱量」にフォーカスすることが重要です。
- 具体的なエピソードが書かれている
- 施術者への感謝や信頼が伝わる
- 変化のプロセスが詳しく書かれている など
こうした熱量の高い口コミが集まっている治療院は、たとえ口コミ数が少なくても集客につながりやすくなります。
ある意味口コミ数での勝負でなくなった今、個人院にとってはチャンスともいえるでしょう。
熱量の高い口コミを集めるためには?今日からできる改善ロードマップ
では、どうすれば熱量の高い口コミを集められるのでしょうか?
答えはシンプルです。
人間性と治療技術を磨くこと。
これは本来、治療家があるべき姿そのものです。小手先のテクニックではなく、本質的な部分に立ち返ることが、2025年以降のMEO対策の鍵になります。
この記事でお伝えした基礎の7つの対策は、今後も有効です。基礎をしっかり押さえたうえで、「熱量の高い口コミ」にフォーカスすることで、他院と差をつけることができます。
今回の記事では、
- MEO対策の基礎7つ
- 2025年以降の最新トレンド
- 初級編として今日からできること
をお伝えしました。
ただ、実際にやってみようとすると、
- 「うちの院は何から手をつけるのが正解?」
- 「Googleビジネスプロフィールの設定、これで合ってる?」
- 「口コミのお願い、具体的にどう声をかければいい?」
- 「投稿には何を書けば検索に引っかかるの?」
と迷う場面も出てくると思います。
そこで私たちは、治療院の先生向けに
『MEO実践テンプレートBOOK
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