
AI検索時代の治療院集客:選ばれるための基礎ガイド
最近、治療院の先生方から
「Googleの検索画面に“AIモード”が出てきた」
「検索結果の上のほうにAIの答えみたいなのが表示されているけどこれは何?」
という声を聞くことが増えてきました。
AI検索という言葉だけが一人歩きしていて、
“具体的に何が変わるのか” はまだ十分に説明されていません。
そのため、多くの院長先生が
- 「今までのSEOと何が違うのかな?」
- 「治療院の集客にも影響があるの?」
- 「対策が必要なら知っておきたい」
と感じているのではないでしょうか。
そこで今回、 治療院の先生が “最低限これだけ押さえておけば安心” というポイントをシンプルにわかりやすくまとめました。
ぜひ最後までお読みいただければと思います。
1.AI検索には「AIモード」と「AIオーバービュー」がある
まず、AI検索とひとことで言っても、Googleには2種類のAI機能があります。
① AIモード(おすすめ店舗を教えてくれる機能)
AIモードとは、入力した内容によって地域のおすすめ店舗やサービスを教えてくれる機能のことです。
Googleの検索画面に表示される「AIモード」タブを選択することで利用できます。

たとえば、患者さんが
「◯◯駅の近くでおすすめの整体院を教えて」
と聞いたときに、AIがいくつかの治療院を選んで表示してくれます。
患者さん側からすると、
- いちいちリンクを開いて比較する必要がない
- 口コミや立地など重要な情報を踏まえて
- あらかじめ候補を絞ってくれる
という、とても便利な使い方ができます。
言い換えると…
この“候補の中に入れるかどうか” が、今後の集客にすごく関わってくる部分。
ここが治療院にとって最も大切なポイントです。
② AIオーバービュー(知識系の検索の要約)
AIオーバービューとは、検索ワードを入力した際に検索結果ページの最上段に表示されるAI要約機能のことです。

こちらは、
- 腰痛 原因
- 肩こり 原因
- ぎっくり腰 応急処置
など、「情報を知りたい検索」のときに表示されるAI要約です。
ただし、
- 知識系の検索で主に表示される
- 今すぐ予約にはつながりにくい
という傾向があるため、
治療院の“集客”という観点では優先度は高くありません。
2.AI検索対策(LLMO対策)は、実は“SEOの延長線”にある
「AI検索専用の新しい対策をしなければいけない」と思われる先生も多いのですが、現時点で治療院が押さえるべきポイントは、とてもシンプルです。
それは、
AI検索対策は、これまでのSEOの延長線上にある
ということです。
- タイトルタグ
- 見出し構成
- ページの内容
- 口コミ
- どれだけWeb上で “言及” されているか
こういった “今まで大事だったこと” が、
そのままAIが判断するときにも重要な材料になります。
実際、
SEOで上位に出ている治療院は、
AIモードでも候補として選ばれやすい傾向があります。
つまり、
- 「これからすべてが変わる」
- 「新しい何かをゼロから覚えないといけない」
というイメージではなく、
今までの対策をていねいに積み重ねている院が、
AI検索でも評価されやすい
という考え方がしっくりきます。
3.AI時代でも、ホームページの価値はむしろ高まる
「AIが全部まとめてくれるなら、ホームページっていらなくなるのでは?」
と感じる先生もいます。
しかし、実際にはその逆です。
AIが治療院を選ぶときには、
- ホームページ
- Googleビジネスプロフィール(マップ)
- 各種ポータルサイトの口コミ
- SNS
など、Web上のあらゆる情報を読み取っています。
そして、その中心となるのがホームページです。
さらに患者さん自身も最終的には、
- 料金
- 施術の流れ
- どんな先生か
- どんな症状に強いか
これらをホームページで確認してから予約を決めます。
AI検索時代は「ホームページ不要」ではなく
“AIが評価するための情報基盤として、より重要になる” 時代。
ここは大切なポイントです。
4.治療院がまず取り組むべき“初級編の3ステップ”
ここからは、
「じゃあ何をすればいいの?」という先生に向けた
今日からできる初級編のチェックポイントです。
① 自分の地域名+業種でAIモードに聞いてみる
まずは現状把握です。
- 「◯◯市でおすすめの整体院を教えて」
- 「◯◯駅の近くでおすすめの新旧院を教えて」
など、AIに実際に質問してみてください。
出てきた治療院が
- どんな口コミがあるか
- どんな特徴を書いているか
- なぜAIに選ばれたのか
を見ていくと、AIの判断基準が少しずつ見えてきます。
② 口コミサイトで“0件”の場所をなくす
AIは、Google以外の口コミサイトも読み取っています。
- エキテン
- ヘルモア
- しんきゅうコンパス
- Yahooロコミ
- Appleマップ
などで “どこか1つだけ口コミ0件” が続くより、
それぞれに少しずつ口コミがあるほうが強いです。
③ 得意な症状・専門性が伝わるページを整える
AIが候補を選ぶときには、
どんな症状に強い治療院なのか、
どんな患者さんに選ばれているのか、
といった情報も見ています。
- 腰痛
- 肩こり
- 産後の骨盤矯正
- アトピー
- 頭痛
など、自院の得意分野が明確に書かれているか確認してみてください。
症状ページが整理されているほど、AIにも患者さんにも伝わりやすくなります。
5.もっと具体的に「自院は何からすべきか?」を知りたい先生へ
今回の記事では、
- AI検索の基礎
- SEOとの関係
- 初級編として今日からできること
をお伝えしました。
ただ、実際にやってみようとすると、
- 「うちの院は何からやるのが正解?」
- 「AIに聞いた結果をどう解釈したらいい?」
- 「ホームページと口コミ、どちらを優先すべき?」
と迷う場面も出てくると思います。
そこで私たちは、治療院の先生向けに
『AI検索時代に治療院がやるべき10のチェックリスト』
をPDFでご用意しました。

- 今日の記事の内容を“自院用に書き込める”
- AIモードの質問を整理できる
- ホームページ・口コミ・専門性のバランスが分かる
- 何から着手すべきかがはっきりする
そんな実用的なシートになっています。
LINEの友だち追加で、無料でダウンロードできます。
今後のAI時代に向けて、安心して一歩を踏み出すきっかけにしていただければ嬉しいです。







