
廃業する整骨院・整体院の特徴5選と対策
整骨院や整体院を開業したものの、数年以内に廃業してしまう院は少なくありません。実際、10年続く院は全体の1割以下ともいわれています。
長く経営を続ける先生と、途中で経営が立ち行かなくなる先生の違いは「技術」や「運」ではなく、日々の意識や行動の差にあります。
この記事では、廃業してしまう1人整骨院・整体院の先生に共通する「5つの特徴」と、そうならないための「対策」を解説します。経営に不安を感じている先生は、今のご自身の状況と照らし合わせてご確認ください。
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1.本業に集中していない
施術以外の活動に手を広げすぎて、本業に集中できなくなってしまう先生は注意してください。
整骨院や整体院の経営がある程度安定してくると、新しいことに挑戦したくなる気持ちは自然なことです。たとえば、セミナー活動や副業、投資などが挙げられます。
しかし、これらを本業と並行して一人でこなそうとすると、時間もエネルギーも分散してしまいます。結果として、本業がおろそかになり、どの事業もうまくいかなくなるケースが少なくありません。
複数の事業を展開したい場合は、外注やパートナーを活用し、人を増やして時間の余裕をつくることが重要です。
2.学びを止めてしまっている
経営を長く続けるには、変化への対応力が欠かせません。施術方法や集客手法、価格帯など、業界の常識は時代とともに変わっていきます。
たとえば、以前は主流だったLINE予約も、現在ではネット予約のほうが好まれる傾向にあります。このように、患者さんのニーズや行動は常に変化しているのです。
それにもかかわらず、昔のやり方を続けていては、売上が徐々に落ちていくのは避けられません。繁盛を維持するためには、少しずつでも学びを継続する意識が大切です。
3.損失を恐れて行動できない
経営には必ずリスクが伴います。とくに新しい取り組みには、ある程度の「損失」がつきものです。
たとえば、広告やセミナー、設備投資など、すべてが成功するとは限りません。時にはお金や時間を無駄にしたと感じることもあるでしょう。
しかし、こうした小さな損失を経験しなければ、本当に効果のある施策には出会えません。むしろ「失敗を恐れて何もしないこと」が、経営の停滞を招く最大のリスクといえます。
経営者に求められるのは、「死なない程度の損を繰り返しながら、当たりを見つけていく」という覚悟です。
4.投資を「回収する」意識が低い
お金や時間を使って「学ぶ」ことは重要ですが、それを「どう回収するか」を考えていなければ、ただの消費に終わってしまいます。
セミナーや教材、勉強会への参加は、経営に活かすための「投資」であるべきです。ところが中には、参加すること自体が目的となり、成果を得ようとしない先生も見受けられます。
せっかくお金を払って得た学びは、できる限り早く現場で実践し、回収していく意識を持ちましょう。「この行動で、いくら取り返すか」という思考があるかどうかで、長期的な経営成果に大きな差が出てきます。
5.コミュニケーションを避ける
経営は一人で完結できるものではありません。患者さんや同業者との関わりが、経営の安定と成長を支える土台になります。
コミュニケーションが苦手な先生でも、意識的に人との接点を増やす工夫をしましょう。黙々と施術に集中するだけでは、次第に孤立してしまい、いざという時に支えを得られなくなってしまいます。
たとえば、患者さんとのLINEや日常会話、同業者との情報交換、セミナー講師との交流など、人とのつながりを持ち続けることが重要です。とくに経営が苦しいとき、支えとなるのはそうした関係の中で築かれた「信頼」だといえるでしょう。
日頃から周囲と良好な関係を築き、困ったときに助けてもらえる状態をつくっておくことが、長く経営を続ける上で大きな力になります。
まとめ
整骨院・整体院を長く続けていくためには、特別な才能や技術以上に、「やってはいけないこと」を避ける意識が大切です。
今回ご紹介した廃業のリスクが高まる特徴は、以下の5つです。
・本業に集中できず、複数事業に手を出してしまう
・学びをやめ、時代に取り残されてしまう
・損を恐れて行動できない
・投資を回収しようとする意識が低い
・コミュニケーションを避けて孤立してしまう
これらを回避するだけでも、経営を続けていくための大きな力になります。
廃業を防ぎ、安定した整骨院・整体院経営を続けたい先生は、ぜひ日々の行動と考え方を見直してみてください。
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