整骨院・整体院でネット集客が減少｜3つの要因と対策

PPC広告で順調に集客できていた整骨院・整体院が、最近になって「なんとなく集客が減ってきた」と感じていませんか？

実は、ネット集客がじわじわと落ち込む背景には、大きく分けて「アクセス数の減少」「競合との比較での敗北」「外部環境の変化」の3つの要因があります。とくにコロナ後は、ユーザーのお金の使い道が変わったことも大きな影響です。

本記事では、それぞれの原因に対する具体的な対策をわかりやすく解説します。来院数が減ってきたと感じている先生は、ぜひ参考にしてください。

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1.アクセス数の減少

Googleアナリティクスで以前と比較してアクセス数が下がっている場合、その背景には主に次の3つの理由が考えられます。

SEO順位の低下でアクセスがじわじわ減る

Google検索からの流入が減っている場合、まず疑うべきはSEOの順位低下です。

Googleは日々検索アルゴリズムをアップデートしており、以前は上位表示されていたサイトも、大手のポータルサイト（ホットペッパー、EPARKなど）や口コミの多い競合に抜かれてしまうケースが増えています。

さらに最近は、SEOの順位とGoogleビジネスプロフィール（MEO）の順位が連動しやすくなっていることもあり、どちらか一方が下がると、両方の集客に影響を与える可能性があります。

これらが影響している場合、以下を見直してみてください。

▼SEO順位を改善するためのポイント

• タイトルを短くする
  長いタイトル（例：「◯◯市の整体｜国家資格保有｜口コミNo.1」など）は、以前より上位表示されづらくなっています。
  
  
• ページの表示速度を改善
  「PageSpeed Insights」でサイトの読み込みスピードをチェックし、改善することでSEO効果が期待できます。
  
  
• 運営者情報を明示する（E-E-A-T対策）
  Googleはサイトの信頼性を重視しています。代表者名や連絡先、運営会社などの情報を明記したページを設けることで、評価が高まりやすくなります。

PPC広告のクリック単価の上昇によるアクセス数の低下

SEOだけでなく、PPC（クリック課金型）広告からのアクセスも減っている可能性があります。原因は単純で、クリック単価が上がっているからです。

例えば、以前は1クリック80円で集客できていたのに、今は150円と倍近くになっているケースもあります。広告費は変わらないままクリック単価が上がれば、アクセス数は半減します。

 ▼PPC広告で確認すべきこと

• クリック単価の推移をチェックする
  Google広告アカウントを確認し、過去1年間でのクリック単価の変化を見てみましょう。
  
  
• 広告運用会社に相談してみる
  運用を代行業者に任せきりにせず、「クリック単価が上がっているのですが、改善策はありますか？」と相談するだけでも、より費用対効果の高いキーワード提案などの対応が受けられる可能性があります。

サイトの信頼性不足で評価が落ちている可能性

Googleが重視する指標の一つにE-E-A-T（経験・専門性・権威性・信頼性）があります。これは、とくに健康・医療系のジャンルにおいては非常に重要視されており、整骨院・整体院も例外ではありません。

▼ サイトの信頼性を高める方法

• 「運営者情報」ページを設ける
  代表者名、住所、電話番号、メールなど、責任の所在が明確にわかる情報を記載しましょう。
  
  
• Googleビジネスプロフィールの情報を定期的に更新する
  営業時間、祝日営業、最新機能（SNSリンクなど）も積極的に活用しましょう。月1〜2回のログイン・メンテナンスが理想です。

2.競合との比較での敗北

整骨院や整体院の数は年々増えており、近隣に新しい院ができることも珍しくありません。競合が増える中で、患者さんはより多くの選択肢から比較して選ぶようになります。

似たようなホームページが並ぶ中で埋もれないためには、「専門特化」や「自院の強み」を明確に打ち出すことが重要です。

また、今はホームページだけでなく、Googleの口コミやSNSも見て判断されます。さらにネット予約やLINE相談など、利便性の高い院が増えているため、より便利な院へと流れしまわないように、自院の使いやすさがアップデートされているかもチェックしてみるとよいでしょう。

3.外部要因

インフルエンザやコロナ、自然災害、経済情勢の変化など、外部要因によって集客が落ち込むことがあります。これらは避けられない面もありますが、世の中の変化に合わせた対応は必要です。

また、最近は「安さ」よりも、「清潔感のある空間」や「先生の人柄・専門性」が重視される傾向にあります。素人っぽいデザインや情報不足のサイトは選ばれにくくなっており、空間の雰囲気やスタッフの魅力を伝えることが、集客回復のカギとなるでしょう。

まずは現状を把握し、原因を一つずつ対処しよう

ネット集客は、一つひとつの要素を見直し、調整していくことで反応が大きく変わります。原因を特定し、改善を重ねることで、集客の歯車が噛み合い始めた瞬間に成果が出ることも珍しくありません。

ぜひ諦めずに、地道にホームページ・ネット集客の改善を続けていきましょう。

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