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整骨院のポスティング|やめるタイミングはいつ?


昔ながらの宣伝手法であるチラシのポスティングは、来院数をすぐに増やしたいときに適しています。整骨院や接骨院と相性の良い集客法のひとつですが、一軒一軒自分で配布している先生の場合、結構な労力を強いられるため、いつかポスティングを卒業したいと考える方もいるでしょう。


ポスティングを辞める時期には、明確な基準があります。


そこで、今日はポスティングをいつまで続ければいいのかわからない先生に向けて、「チラシ集客からネット集客に切り替えるタイミングについて」お話していきます。


目次[非表示]

    1. 0.1.▼今回の記事を動画で見たい方はこちら
  1. 1.ポスティングは「今すぐ集客を増やしたい人」に最適
  2. 2.辞める時期はAIの機械学習が進んだとき
    1. 2.1.辞める前にまずはホームページを育てる
  3. 3.広告予算のかけ方は?
    1. 3.1.初期はポスティングに3万~5万円
    2. 3.2.残りはPPC広告に5万~7万円
    3. 3.3.印刷費だけになったらPPC広告に7万~8万円
  4. 4.いかに我慢ができるかが重要
  5. 5.番外編

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ポスティングは「今すぐ集客を増やしたい人」に最適


ポスティングの最も優れている点は、「即効性が高い点」です。効果的なチラシを配布できれば、その日のうちに予約の電話が鳴ることも珍しくありません。


というのも、PPC広告を始めとした「ネット集客」は、効果が出るまでにタイムラグがあります。その理由として、人間は整体院や整骨院を認知してから、比較・検討をする期間があり、最後に行動に移すという特性と関係しています。


この特性に加え、「口コミサイト」や「Googleビジネスプロフィール」など、他院との比較がしやすいメディアであるインターネットは、比較検討期間が長くなる傾向にあるため注意しましょう。


今週や来週の集客に困っているなら、ネット集客よりも「チラシ集客」がおすすめです。


辞める時期はAIの機械学習が進んだとき


GoogleのPPC広告を活用している人は多いと思いますが、そのGoogle広告に組み込まれたAIには、学習期間が必要なことをご存じでしょうか?


Google広告のAIを活用すれば、ホームページの状況や予約のコンバージョンを計測しながら、自動で最適化ができます。ただ集客数が少ないうちはAIの機械学習が進まないことから、費用効果が悪くなりやすく注意が必要です。


つまり、ポスティングを辞める時期は、AI学習が進んで効果的なタイミングで広告が自動で表示されるようになったときといえます。


辞める前にまずはホームページを育てる


ポスティングを辞める前に、まずはチラシ配布と併用してホームページを育てましょう。具体的にやることは以下になります。


  1. 症状別ページを10~20ページ揃える
  2. PPC広告をかけCPA(1人当たりの集客コスト)を計測し、ページの改善を繰り返す
  3. Googleの口コミ数を増やす


症状別ページのクオリティが上がればCPAも下がり、Googleの口コミが増えれば信頼度も上がってネットからの集客が自然と増えていきます。


広告予算のかけ方は?

ポスティングからネット集客に切り替えるにあたり、どのように予算を配分していくべきか?


広告予算を10万円とした場合、「ポスティング」と「PPC広告」の配分は次のようになります。


初期はポスティングに3万~5万円


開業したばかりのスタート時期は、おおよそ3万~5万円をポスティングにかけましょう。このとき、配布を外注するのではなく、自分でポスティングする代わりにチラシ製作に予算を回すのがポイントです。


どうしても、素人が作ったようなデザイン性が低いものだと反応が出ません。それに思うように集客できなかった場合、デザインやキャッチコピーの変更を行う必要があるため、制作費・印刷費に予算を残しておく必要があります。


残りはPPC広告に5万~7万円


10万円の予算のうち、ポスティング費用を差し引いた5万~7万円くらいをPPC広告に回しましょう。最初はホームページもブラッシュアップされてないですし、GoogleのAI学習・口コミ数もまだまだ足りていない状況です。


そのため、広告に5万円かけても5人程度しか集客できないこともあると思いますが、最初は我慢が必要です。その代わりにポスティングを自分で頑張りましょう。


このようなオープン時期は、ポスティングとPPC広告を合わせて、大体月に15人~20人集客を確保できればベストです。


印刷費だけになったらPPC広告に7万~8万円


反応の良いチラシが完成し、ポスティングの集客数が読めるようになったら、ポスティング費用は2~3万程度に収まってきます。デザイン変更のコストが発生しなくなる分、純粋に印刷費しかかからなくなるでしょう。


そしたら、その分の予算をPPC広告に回せるので、大体7万~8万円は広告に投資できる状態になります。


ここまでくるとホームページもブラッシュアップされ、AIの学習も進み、Googleの口コミも30件~50件は貯まっているはずです。1人当たりの集客コストは、5,000円前後に落ち着いている人がほとんどでしょう。


そうなるとネット集客のみで、15人~20人くらい集客できるようになります。この段階までくれば、ポスティングは辞めてOKです。


ネット集客に広告費を投資した分だけ集客が増え、リピートに問題なければ売上も上がる良い循環が回りだすと思います。


いかに我慢ができるかが重要


どうしても1人整骨院だと、月に15人~20人安定して集客できるようになるまでは、苦しい時期が続きます。赤字が続き廃業してしまう先生の多くは、この時期を我慢できないのが理由です。


この時期さえ乗り切ってしまえば、ポスティングは辞めてOKです。ネット集客の広告費だけ払い、あとの時間は患者さんの対応や技術の向上に使えるようになれば、先生も楽になります。


ぜひ、そういう状態を目指してみてください。


番外編


ここまでの数字のシミュレーションは、大体1回の単価が5,000円前後の整骨院をモデルに作っています。なかには、1回の単価が8,000円や10,000円の整骨院もあるでしょう。


5万円~10万円など、年間の平均「LTV(1人が生涯にもたらす利益の指標)」が高い院は、15人~20人も集客がいらないはずです。月に5人くらいでも十分売上が立つでしょう。


単価・LTVがともに高い先生は、今日お話しした半分ほどの集客数でポスティングは辞めても大丈夫なので、ぜひ参考にしてみてください。



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松下 展平
松下 展平
株式会社プロデュース・アクティビスト 代表取締役。 治療院専門のコンサルタントとして10年で4000院以上の経営改善を行ってきた。集客・経営を体系的に学ぶ学校「維新会」を主宰。 また、HP制作システム「セルフル」や、顧客管理ツール「COCKPIT」、口コミサイト「ヘルモア」の運営を行っている会社の代表も務める。

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