整体院を開業後、売上が増えない時の対策法
整体院を開業したけど、思うように売上が増えず困っている先生も多いのではないでしょうか。売上が上がらない原因は、基本的に2つしかありません。
そこで、今日は「整体院の開業後に売上が増えないときの対策法」をご紹介します。経営が厳しい場合は、問題を分解して考えることができているかどうかが重要です。
目次[非表示]
- 1.売上が上がらない2つの理由
- 2.集客ができない2つの原因
- 3.認知されるためやるべきこと
- 3.1.集中すべきはPPC広告
- 3.2.空き時間はチラシ配布
- 4.選んでもらうためにやるべきこと
- 4.1.キャッチコピーの最適化
- 4.2.証拠の掲載
- 4.3.症状別ページを10ページ作る
- 5.リピートしてもらえない5つの理由
- 5.1.1.初回の対応が悪くてリピートしない
- 5.2.2.中問診ができておらず、途中で離脱してしまう
- 5.3.3.院内の賑い感がなくて離脱してしまう
- 5.4.4.技術の見せ方が下手で離脱してしまう
- 5.5.5.集客媒体を間違っていてリピートしない
- 6.時間を上手に有効活用しよう!
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売上が上がらない2つの理由
まず売上が伸びない原因がどこにあるのか、問題を分解して考えましょう。
主に売上が上がらない理由は、以下2つが挙げられます。
- 集客ができていない
- リピートしてもらえない
単価が安すぎるわけではない限り、この集客・リピートどちらにも問題があるはずです。
集客ができない2つの原因
始めに「集客ができない原因」について問題を細分化していくと、以下2つが考えられます。
- ホームページが知られていない
- 選ばれていない
1つ目は、多くの人に自分のホームページや院の存在を認知されていないのが原因です。
2つ目は、PPC広告やチラシなどで院の認知はされているものの、選ばれないことが原因になります。
認知されるためやるべきこと
では、ホームページや自分の院を知ってもらうためにはどうしたらいいのか?
次の項目を参考に認知を広げましょう。
集中すべきはPPC広告
知ってもらうための対策としては、PPC広告、MEO対策、Googleビジネスプロフィール、SEO対策が挙げられます。
ただ、開業したての頃は、ホームページのドメインも取得してからまだ日が浅いはずです。数ヶ月で上位表示されることはほぼないため、SEO対策は候補から除外しましょう。
MEO対策も同様に、口コミ件数が100件以上ある地域のライバル院に勝てるようになるまでには時間がかかります。写真・URLの登録などの基本設定はしておくとして、即効性という意味では望みが薄いので注意が必要です。
そうなると、必然的に有効な施策として集中するべきはPPC広告になります。他にも、エキテンやヘルモア、しんきゅうコンパスなど口コミサイトにも登録しておくとよいでしょう。
空き時間はチラシ配布
PPC広告をするといっても多くの場合は外注に依頼するため、自分の作業としてはほとんどやることがありません。
そのため、空き時間を有効活用してとにかくチラシ配布を行いましょう。年々整体院は競争が激化しており、赤字で潰れてしまう店舗が山ほどありますが、その多くが集客に苦しみ廃業しています。
売上がまだ上がっていない独立開業後の段階では、あれこれ考えるより作業に費やすことが大切です。患者さんの予約が入ってない時間は、全てチラシ配布に時間を割くくらいの気持ちで取り組んでください。
「チラシの反応率の目安」や「反応の出るチラシの作り方」が知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。
選んでもらうためにやるべきこと
集客できない原因の2つ目、選ばれるためにはどうしたらいいのか?
次の項目を参考にしてください。
キャッチコピーの最適化
選んでもらえるホームページを作るために大事なのが、ヘッダー画像のキャッチコピーです。このキャッチコピーによってホームページの反応は大きく変わります。
もし、PPC広告を出しているにも関わらず、「集客が増えない‥」「CPAが5000円以上になってしまう‥」といった方は、まずはヘッダー画像のキャッチコピーを変えてみてください。
例えば、長いキャッチコピーから短いキャッチコピーに変えてみる、カメラ目線の写真から患者さんに向かって話しかけているような写真に変えてみる、など写真やキャッチコピーを変えて繰り返しテストを行い反応を高めることが大切です。
証拠の掲載
ホームページには、喜びの声をできる限りたくさん掲載しましょう。喜びの声は、先生の施術の良さを表す証明になります。
2〜3人では少なすぎるので、来院した患者さん全員に頼むなど喜びの声を増やす努力が必要です。開業したててお客さんがいない場合は、自分の家族や親戚に施術を受けてもらい、素直な感想を写真付きの声で掲載すると良いでしょう。
症状別ページを10ページ作る
ホームページに症状別ページがないのであれば、最低でも10ページは作っておいてください。これくらいはないと集客が厳しくなるので、空き時間を使って作っていきましょう。
リピートしてもらえない5つの理由
次は、売上が上がらない2つ目の原因である「リピートしてもらえない」についてです。どんなに集客がうまくいってもリピート率が低ければ、当然売上は増えません。
リピートしない問題には、主に5つの理由があります。
- 初回の対応が悪くてリピートしない
- 中問診ができておらず、途中で離脱してしまう
- 院内の賑い感がなくて離脱してしまう
- 技術の見せ方が下手で離脱してしまう
- 集客媒体を間違っていてリピートしない
それぞれ詳しく解説していきます。
1.初回の対応が悪くてリピートしない
せっかく新規が来ても、初回の対応を間違ってしまうとリピートしてもらえません。ポイントとしては、「この先生のもとなら、良くなりそう」と思ってもらうことが重要です。
不安な場合は、事前に実践に近いロープレで問診や説明の練習をしましょう。
2.中問診ができておらず、途中で離脱してしまう
離脱が起きやすいタイミングで、正しい中問診ができていないと途中で離脱されてしまいます。数回は通ってくれるけど、良くなる前に来なくなってしまう‥という先生は、中問診でもう1度初期の症状を振り返り、患者さんとの信頼関係を築きましょう。
中問診について詳しく知りたい方は、以下記事を参考にしてください。
3.院内の賑い感がなくて離脱してしまう
意外と多いのが、院内の賑わい感がないことで患者さんが来なくなってしまうことです。予約を取る際は、患者さんと患者さんの間を詰めて予約を入れていますか?
多少施術が延びても大丈夫なように、あえて間を開けて取ってしまう先生がいますが、これは逆効果です。なぜなら、自分以外の患者さんがいない環境は多少なりとも不安を感じるからです。
人は、多くの人から支持されていたり、流行っているところに行きたくなる心理が働きます。入れ違いでも他の患者さんを見かけて、その患者さんが出てくるときに「先生めっちゃ楽になりました、ありがとうございます」といっていたら安心しませんか?
なので、意図的にそういった状況を作り「繁盛してるんだ」「人気なんだ」と思ってもらうことが大切です。リピートしやすい環境を作るためにも、できるだけ患者さんの予約と予約をくっつけて、前後どちらかには患者さんがいるような状況を作りましょう。
4.技術の見せ方が下手で離脱してしまう
リピートしてもらうためには、技術の見せ方が上手いか下手かも重要です。例えば、施術に関していうと、患者さんに触れる前に「触れますよ」と一言声掛けをしたり、患者さんの名前を意識して呼んでいますか?
ちょっとした気遣いや心配り、患者さんに関心があることが伝わることでリピート率は自然と上がっていきます。
5.集客媒体を間違っていてリピートしない
最後は集客媒体の問題ですが、やはりホットペッパービューティーなどのクーポンサイトから集客していると、リピートしづらい患者さんが集まってしまうので注意が必要です。
クーポン目的ではない患者さんを集めるためにも、自分のホームページやGoogleマップ、チラシなどの集客導線を確保しましょう。集客媒体は1つに頼らず、複数持っておくのが基本です。
時間を上手に有効活用しよう!
開業後に売上が上がらなくて困っている先生は、必ず「集客の問題」か「リピートの問題」を抱えています。なかでも最も頭を悩ませるのが集客だと思いますが、成功させるには「知ってもらう対策」と「選んでもらう対策」どちらも欠かせません。
とくに時間の使い方に関しては、患者さんがいない時期に院の中にいる必要なんて全くないため、飛び込みを待つよりチラシを配布しに行った方が堅実です。その際は、外でも予約の電話が取れるように転送の設定をしておきましょう。
開業して数ヶ月は、今後の治療家人生を左右するぐらいとても大事な時期です。もしこれまでの話を聞いて時間の使い方を間違えたなという先生は、使い方を変えるだけで売上は上がっていくので、寝る時間を削ってでも試してみてください。
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