誰でも簡単に集客を増やす！治療院コンセプトの作り方

整骨院・整体院・鍼灸院の集客をするには、PPC広告やチラシの配布などさまざまな施策があります。しかし、細かな手法以前にまずは「治療院のコンセプト」を決めることが重要です。

なぜなら、コンセプトを明確にすることでターゲットに刺さりやすくなり、院の魅力がより伝わりやすくなるからです。

そこで今回は、「誰でも簡単に集客を増やす治療院のコンセプトの作り方」について解説していきます。どのようにコンセプトを決めればいいのかわからない先生も、ぜひこの記事を参考にしてください。

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コンセプトが明確だとなぜいいの？

治療院のコンセプトが明確だと、主に3つのメリットがあります。

• 安い広告費で集客できるようになる
• リピート率がアップする
• 紹介が増える

きちんとコンセプトが決まっていれば、患者はライバル院と比較しなくなります。その結果、CPA（新規1人あたりの集客コスト）が下がり、患者のニーズと治療院の提供する技術がマッチしやすくなることから、リピーターの増加に繋がります。

また、「こういう人のための整骨院・整体院・鍼灸院」といったコンセプトが定まっていると、日常生活の中で話題に出しやすくなるため、人伝に紹介が増えやすくなるのもメリットです。

「誰のための院なの？」を明確にする

では、一体どのようにコンセプトを作ればよいのでしょうか？

まず第一に考えて頂きたいのが、「誰のための治療院なのか」ここを明確にすることが大切です。

皆さんの地域には、一般的な肩こり・腰痛を始め、悩みの深い脊柱管狭窄症などさまざまな症状で困っている人がいらっしゃいますよね。その中でも、どういった人に焦点を当てて経営をしていくのかを考えてみてください。

「コンセプトを決める＝みない人を決める」ということです。

今まで不調で悩んでいる人なら全員歓迎だったのが、特定の人以外は来なくていいと受け口が狭くなるため、 集客が減ってしまうのではないかと不安になる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、断る人を増やせば増やすほど院の特徴ははっきりするので、より自院の魅力が増えることを覚えておいてください。

「何の専門家なのか」自分の立ち位置を決める

他にも何の専門家なのか、自分の立ち位置を明確にすることも重要です。例えば、以下のようなものが例として挙げられます。

• 筋肉の専門家
• 関節の専門家
• 自律神経の専門家
• 内臓の専門家
• 痛みの専門家
• しびれの専門家
• 麻痺の専門家

これら以外にも、「整体・整骨院が初めての方向け」「痛いのが嫌な人向け」「整形で良くならなかった人専門」といった絞り方や、最近反応が良いものだと「○○科（耳鼻科・整形外科など ）に行っても良くならなかった人専門」といった決め方もあります。

これらの例を参考に、自分が得意だと思う分野に絞ってコンセプトを作っていきましょう。

勉強するべき内容が狭まる

コンセプトを明確にすることは集客が増えるだけでなく、特定の知識を深堀できるのが魅力です。なぜなら、コンセプトを決める前は幅広い患者をみる必要があるため、それだけ膨大な知識が必要になります。

しかし、特定の専門家であれば勉強するべき内容がグッと狭まり、その分知識の深掘りができます。知識の深掘りができるということは、患者からの信頼も厚くなり、必然的にホームページに書ける内容も増やすことができます。

どんな業界も細分化され専門家が出てくる

治療院に限らず、いずれの業界も細分化されて専門化は出てきます。わかりやすく引っ越し屋を例にすると、もともとは個人でトラックを所有する人がやっていた業界だったのが、どんどん大手が参入し全国展開をしていきます。

そうすると発生するのが大手では取りこぼしてしまう細かなニーズで、そのビジネスチャンスに目を付け「ピアノの引越専門」「単身の引越し専門」といった専門業者が次々と現れるわけです。

このように業界は必ず細分化→専門化されていくため、最終的には中途半端なところが淘汰されます。結果、大手と専門家のみが生き残る、これが業界の成長ストーリーです。この流れは、いずれの業界であっても変わりはありません。

今まさに飽和状態である治療院業界は、数多くの大手が参入し、細分化され始めてます。このような状況下で中途半端な立ち位置にいれば、倒産もしくは買収されてしまうといったことになりかねません。

地域で生き残るためには、「大手になるか」それとも「専門特化していくか」この2択しかなく、今後5年10年先の将来を考えていらっしゃる人は、今一度自分の立ち位置を考えてみてください。

小さな山でもいいから頂上に旗を立てる

見出しにもある通り、小さくてもいいので頂上に旗を立てましょう。ここでは「旗を立てる＝専門特化」ということです。

小さな山でもいいので「これだったら自分に聞いてください」「うちに来てください」といった旗を立てることで、いくら周りに大きな山があったとしても選ばれる確率が上がります。

また山の大小に関わらず、トップ同士は今後必ず繋がっていきます。トップと繋がれば人脈が広がったり、最先端のビジネス情報が入手できたりと、さらに経営を伸ばすことができるでしょう。

このような良い循環を作るためにもきちんとコンセプトを決め、小さくてもいいので山の頂上に旗を立ててください。

コンセプトは治療院経営の糧になる

いかがでしたでしょうか？

集客を伸ばすには、広告やキャッチコピーといったさまざまなテクニックがあります。ただ先述した手法は時代とともに変化していくため、今現在は効果のあるノウハウでも3年後にはきっと使えないでしょう。

一方でコンセプトは、一度決めて自分が知識を深めていけば、5年経っても10年経っても使えるものです。

ぜひ、テクニックを磨くだけではなく、本質的なところに自分の頭・時間を使っていただければなと思います。

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