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1人整体院の開業準備|抑えておきたい3つのポイント


1人で整体院の開業を決めたは良いものの、オープン当日までに何を準備すればいいのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか?整体院は特別な資格がなくても開業できることから人気が高く、その分競合も多いのが現状です。


スタートダッシュを切っていち早く黒字化するためには、事前準備が欠かせません。


そこでこの記事では、「1人整体院の開業までに必ずやっておきたい3つのポイント」について解説します。開業に最低限必要なものから初期費用の捻出方法、成功するためのノウハウなどもまとめてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。


目次[非表示]

    1. 0.1.▼今回の記事を動画で見たい方はこちら
  1. 1.1.得意・専門分野を作っておく
  2. 2.2.喜びの声を10人以上集めておく(写真・動画)
  3. 3.3.開業する土地に何度も行く
  4. 4.販促・集客・開業準備とスケジュール
  5. 5.事業計画・資金について
    1. 5.1.売上が半年間0でも運営可能な資金を用意
    2. 5.2.欲しい新規数×5,000円の広告予算の確保
    3. 5.3.オープン時のチラシの折込・ポスティングの予算を確保
    4. 5.4.フリーレントの交渉をする
    5. 5.5.内装は段階を踏んで豪快にしていく
    6. 5.6.ロゴは外注してしっかりしたものを作る(2~3万)
  6. 6.開業に最低限必要な備品
  7. 7.物件を選定
  8. 8.整体師におすすめな国家資格3選
  9. 9.焦りは禁物。余裕を持って準備をしよう

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1.得意・専門分野を作っておく



始めに開業準備でやっておきたいのが、「得意分野・専門分野を決めておくこと」です。整体院の開業について調べると、内装デザインの事例や開業届けの出し方など、さまざまな情報があると思います。しかし、それらよりもまずは、専門分野を明確にすることが重要です。


冒頭でも少し触れた通り、1人整体院を開業するということは、これからライバルが山ほどいる市場に参入するということ。新参者のあなたが地域の長年経営している整体院や競合院のなかから患者に選ばれるためには、それなりの理由がなくてはなりません。


差別化を図るためにも、得意・専門分野を決め、選ばれる理由をきちんと作っておきましょう。

2.喜びの声を10人以上集めておく(写真・動画)



開業までに準備してほしいのが、「10人以上の喜びの声」です。ここでの喜びの声とは、写真付きの患者の声や、施術後の生の声が聞けるインタビュー動画のことを指します


オープンすれば当然ながら、今の仕事は辞めているうえに、家賃や広告費などのランニングコストが掛かりますよね。そんななか思うように喜びの声が集められず、集客が増えずに消えていく先生も少なくありません。


喜びの声は、自院の良さを証明する大事な役割があります。今現在10人集められていないのであれば、 少し開業を先に延ばしにすることも検討しましょう。

3.開業する土地に何度も行く



開業する土地を決めたら、そのエリアに何度も足を運んでみてください。とくに知らない土地で開業する場合、どのような年齢層が多いのか、朝・昼・夜で雰囲気の違い、 土日・平日でどのくらい人通りに差があるのかなど、現地調査をしてみないとわかりません。


実際にその土地で生活してみたり、お店の人などと喋ってみたりすることによって、近隣住民の特徴や立地を把握でき、どのような施術がマッチするのかを知る大きな手掛かりになります。

販促・集客・開業準備とスケジュール



整体院はただ開業すれば、集客できるわけではありません。オープンしてすぐに黒字化を目指したいのであれば、事前の集客準備が必要不可欠です


ここでは、開業までのスケジュールの目安をご紹介します。これから開業する人は、以下を参考に準備を始めましょう。


6ヶ月前:大体のエリアを決め、不動産巡りをスタート
(この段階で得意・専門分野が決まっていると良い)
3ヶ月前:HPの制作スタート/喜びの声集め
2ヶ月前:チラシの制作スタート/広告申込み
1ヶ月前:HPが公開されチラシがある

オープン

事業計画・資金について

開業資金は早い段階で見積りをし、十分な資金を調達する必要があります。ここでは、開業資金の捻出方法について解説します。

売上が半年間0でも運営可能な資金を用意



オープンしてから仮に売上が半年間0円だったとしても、運営・生活ができる資金を準備しておきましょう。整体院の運営資金は、内装費・賃貸料・水道光熱費を始め、集客するための広告宣伝費などさまざまな費用がかかります。


開業資金は半年間赤字にならない資金を逆算して、借り入れることが重要です。


代表的な借入先には、銀行・日本政策金融公庫・信用金庫などが挙げられます。なかでも日本政策金融公庫は、政府が100%出資している金融期間でほかの金融機関と比べて金利が低く、無担保・無保証で申込みできる融資制度もあります。


金融機関は多数あり、利用できる制度や融資限度額なども異なりますので、自分に合った制度を選びましょう。


欲しい新規数×5,000円の広告予算の確保



広告費は、欲しい新規数×5,000円でおおよそ割り出すことができます。たとえば、毎月10人の新規が欲しい場合、10人×5000円なので月々の広告費は5万円です。ここの見積りが甘い先生が多くいらっしゃいます。


厳しいことをいいますが、 新規の患者はオープンして自然と来るようになることはまずあり得ません。マンションや路面店などに関わらず、どんなに良い立地であったとしても同じです。


積極的に宣伝して集客を促すためにも、「広告に予算をかけて新規を獲得する」、この広告費の予算はしっかり確保しておきましょう。


オープン時のチラシの折込・ポスティングの予算を確保



オープン時はとにかく店舗の存在を知ってもらうために、チラシの折込・ポスティングはやるべきです。


もともと整体院で働いており、近くで独立するのであれば、既存患者が来てくれるかもしれません。しかし、安定した集客を目指すためには、新規顧客が重要になります。


外注に折込チラシ・ポスティングを依頼する場合、予算に余裕を持って大体10万~30万は確保しておきましょう。地元の人に認知してもらうためにも、早朝や閉店後、予約の入っていない空き時間は、自分でもポスティングを行ってください。


フリーレントの交渉をする



賃貸契約をする際は、フリーレントの交渉をしましょう。フリーレントとは無料賃貸期間のことで、借りてから最初1~2か月など賃貸料が発生しない物件のことです。


交渉するのはタダです。交渉が成立すれば費用を抑えられるため、ダメもとで交渉する価値はあります。


内装は段階を踏んで豪快にしていく



オープン時の内装は、必要最低限でスタートしましょう。もちろん、開業するからには内装を綺麗にしたい、豪華にしたいなど自分なりの理想があると思います。


しかし、内装が良いからといって繁盛するとは限りません。


最初は最低限の内装でオープンし、1年経って利益が出たら少し豪華にする、さらに利益がでたら思い通りの内装に変える…と、段階を踏んで理想のデザインに近づけていきましょう。


ロゴは外注してしっかりしたものを作る(2~3万)



ここまで、さまざまな開業資金をご紹介しましたが、なかでもロゴデザインにはお金を掛けるべきといえます。ロゴは整体院の印象を決める、いわば「顔」になる部分です


看板・名刺・ホームページ・Googleビジネスプロフィールなど、多くのシーンで活用されるため、ロゴに高級感があるのとないのとでは印象に大きな差が生まれます。


外注する際は、「ココナラ」というサイトがおすすめです。プロアマ問わず幅広いデザイナーがおり、高くても2~3万円ほどで制作ができます。


開業に最低限必要な備品



独立開業するにあたり、備品を揃える必要があります。もちろん、施術メニューやコンセプトによって用意するものは異なりますが、必要最低限に抑えれば数十万ほどで用意は可能です


一般的なものだと、以下のようなものが挙げられます。


・施術用ベッド
・まくら、タオル、シーツ、ブランケット
・患者の着替え、手荷物入れ
・整体師の施術着
・スリッパ
・問診票、カルテ
・領収書 など

物件を選定



開業形態には、大きく分けて自宅・貸店舗・賃貸マンション・レンタルサロンの4つがあります


自宅やマンション…認知されにくい反面、賃料を抑えられ、少ない資本金で始められるのがメリットです。


レンタルサロン…認知力は弱いですが、店舗準備が不要で設備や備品の費用が必要最低限で済みます。


貸店舗…内装や設備工事が必要になるぶん、初期費用が高いものの、路面であれば人目につきやすく、認知されやすいのが魅力です。

整体師におすすめな国家資格3選



整体院は、免許なしでも開業することが可能です。しかし、顧客側の立場になって考えてみたときに、資格を持っている方が圧倒的に信頼感は得やすいでしょう。


また、知識が曖昧だとケガをさせてしまうリスクがあるほか、無資格では行えない施術もあるため注意しなくてはなりません。その点、国家資格を持っていれば、保険適用の処置も可能になるため、受け口を広げて幅広い顧客を取り込むことができます


整体師に有利な国家資格は以下3つです。


・柔道整復師…薬や手術以外の手法で骨折、脱臼、打撲、捻挫などの施術が可能
・あん摩マッサージ指圧師…揉む、押す、さするなどの手法でコリ・痛みの症状を緩和
・はり師・きゅう師…鍼、きゅうでつぼに刺激を与える鍼灸施術が可能

焦りは禁物。余裕を持って準備をしよう

今回は、開業準備に欠かせない3つのポイントから、初期費用の捻出方法など、開業にまつわるあれこれについてご紹介しました。


  1. 得意・専門分野を作っておく
  2. 喜びの声を10人以上集めておく(写真・動画)
  3. 開業する土地に何度も行く


整体師は人気な業種なだけにライバルも多く、開業にあたってさまざまな費用が掛かります。開業準備の段階で失敗しないように、この記事を参考に計画を立ててみてください。


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松下 展平
松下 展平
株式会社プロデュース・アクティビスト 代表取締役。 治療院専門のコンサルタントとして10年で4000院以上の経営改善を行ってきた。集客・経営を体系的に学ぶ学校「維新会」を主宰。 また、HP制作システム「セルフル」や、顧客管理ツール「COCKPIT」、口コミサイト「ヘルモア」の運営を行っている会社の代表も務める。

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